金融系エンジニアの人口維持が今後の課題

完全にフリーで仕事を請け負っている人も多い業界であるため、厳密に金融系システムエンジニアの人口を割り出すことは困難である。しかし、日本全体でもITエンジニアの数は80万人程度しかいないことを考慮すれば、その人口の少なさは自ずと浮かび上がってくる。金融機関と言えば弱小企業は生き残るのが難しい世界でもあるので、その中で働いているシステムエンジニアの数で言えば数万人しかいないのが現状だろう。
金融機関が利用するシステムは非常に高度なため、その設計や開発、保守運用に関わる人間は多いに越したことはない。アメリカやイギリスなど、諸外国と比べてもエンジニアの数は足りているといは言えない状況が続いているのは大問題だ。

安定した社会を形作るためにはどうしても必要となる仕事なので、今後どのようにしてエンジニア人口を維持させていくかが業界全体の課題となる。独学でシステムエンジニアになることは非常に難しいので、まずは理系の大学に通う学生の数を増やすというところから始めなければならないだろう。初等教育の段階から数学やプログラミングを教えることも大事であるし、理系の大学の価値を今よりも高めることも重要になる。
入りやすさ、卒業のしやすさで言えば文系の大学の方が上だという現状から改善していかなければならないわけだ。政府はそうした考えに基づいて、国公立大学の文系学部を廃止する案を議論しているが、これには一部著名人がすでに反対を表明している。

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